バトンショーのあとは、しーちゃんとまきちゃんのクラリネット演奏だ
でてきた時ちょっと緊張しているふうだったけど、クラリネットを吹き始めるといつものしーちゃんにもどって、とてもいい音を響かせた
まきちゃんとの息もぴったりだ。テンポよく、すてきな曲が流れる
アンコールでは、コーヒーゼリーさんがでてきてマイクを握る
この曲には実は詞がついていて歌えるんです、何を隠そう、作詞したのは私です、という
作曲はまきちゃん
2人は、図書室企画の俳句の会(毎月1回活動)で知り合いになって、意気投合したんだって
コーヒーゼリーさんが曲の生まれたいきさつをにこやかに話して、しーちゃんとまきちゃんがアンコール演奏した
ことりちゃんの宙がえりショーも大成功だった
深々とおじぎをして飛び立ったことりちゃんは、まず低いところでくるっと1回まわって、そこからだいぶ高く、広場のオリーブの木ぐらいまで飛んでくるっとまわった
そして、ことりちゃんはもっと高く飛んで、姿が小さくなるぐらい高くのぼって、今度は大きく2回、ぐるんぐるんとまわった
次の出番で待っていたカンパンさんが、ことりちゃん勇気あるなあといって目を細くした
あんな高くからこの広場を見られたら、考え方かわるかもね、世界観かわるよ、きっと
見守っていたぼくたちのもとへかえってきたことりちゃんは、案外平気な顔をしていたから、みんなはもっと驚いた
すごいなあ、かっこいいなあって感嘆した
その次の、自由参加フラフープをまわそうでは、楽しい声で広場はいっぱいになった
カンパンさんは、ローラースケート姿でヘッドフォンマイクをつけてあらわれた
ゆきちゃんのバトン教室のお友だちが何人も参加してくれて、くるくるくるくるフラフープがまわりだす
ぼくと棒パンも借りてまわしてみた
ぼくは最初全然だめで、棒パンはすぐまわりだす
小さいころうまかったんだよって棒パンがいった。けっこう長いことまわせた
せーのってかけ声をかけてやっているうちに、ぼくのフラフープもまわり始めた
カンパンさんがローラースケートでみんなのまわりにやってきて、
そうそう とか、いい感じだねー、なんてスムーズ! 美しい って声をかけていく
ぼくには笑って、ナイスっていってくれた